このサイトは、Apohysisというフリーのフラクタル系画像生成プログラムを使ったCGのギャラリーサイトに成ります。
フラクタルの概念はフランスの数学者ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念ですが、それら数式をなどを基にしてグラフィックに展開するのが上記のApohysisというソフトです。Apohysisはオープンソース化されており幾つかのバージョン違いなども存在しています。
そのソフトから生成される図形は、数学的産物であるにも関わらず有機的形状をなしており、そこに何らかの意味性を感じさせるものです。
また、幾何学から生まれたフラクタル理論は様々な分野に応用されており、一時期、JPEG画像フォーマットを超える画質のフラクタル圧縮などの技術も生まれましたが、パテント問題やエンコードに時間が掛かるなどの理由で今はほとんど使われていません。
そういった中でフラクタルの持つ概念は、物事を考える時の基本的概念としても有効であるという側面があります。
日本語で言うところの自己相似形。
つまり、部分のもつ特性が全体にも影響を与え、相互に関連性を持っているという考え方です。
例えば、針葉樹林の葉っぱは細いのですが、それら樹木全体の形も細長い物が多いという特徴があり、広葉樹林は木の形状も横に広がっています。そういった有機物だけでなく、岩から出来ている山は険しい形状ですが、土で出来ている山はなだらかです。
そういった特性はもっと広い分野に於いても見ることが可能でしょう。
フラクタル理論、ホログラフィック理論、カオス理論などは今後の物事を判定するための重要な概念に育っていくものと思います。
非常勤講師
平成音楽大学・電子ビジネス専門学校
DELTA WORKS CEO（代表）
浅川 浩二
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